企画展「よみがえる北九州の城郭」開催告知 ※このイベントは終了いたしました。
臨時休館でご覧いただけなかった企画展「よみがえる北九州の城郭~城郭模型が伝える名城の魅力~」は、現在開催中です。
この企画展は、城郭模型(ジオラマ)や資料等の監修・制作などを、筑前城郭研究会の皆様の特別な協力をいただいて実現したものです。
展示内容は、黒田長政が豊前との国境付近を中心に築いた六つに支城である「筑前六端城」(ちくぜんろくはじろ)といわれる黒崎城や若松城などの城郭模型を展示するとともに、本城である福岡城や本市の観光拠点である小倉城などの城郭模型も展示しています。
「筑前六端城」は、徳川秀忠が大名統制策として発した元和の「一国一城令」により全て廃城となります。当時は、「関ヶ原の戦い」から「一国一城令」までの情勢が不安定な時期を経て、その後、参勤交代の制度化など揺るぎない幕藩体制が構築されていく中、街道と宿場町に人・モノ・情報が行き交う時代を迎えていきます。
企画展「よみがえる北九州の城郭」は、6月28日(日)まで開催しています。
今は見ることのできない幻の城郭の全容を、是非ご覧ください。
(学芸員 加藤 悠)
黒崎城
若松城
福岡城